2022年4月3日 バスオブジャパンの2022年最初のトーナメントが徳島県旧吉野川を舞台に開催されました。 5月初旬開催が恒例となっていたが、今年は4月初旬開催となり出場選手20名全員が初めて経験する旧吉野川の大会となりました。 前日プラクティスでは船中1~2本という話を多くきことができアベレージとしては1㎏前後。 決してイージーとは言えないものの早春のビッグウェイトを期待させる雰囲気。 そんな旧吉野川を制したのは、1960gのビッグバスを仕留めたジャパンバスネーションの誇る剛腕”高谷昌宏”選手でした。
所属クラブ:WESTERN BASSMASTERS
氏名:高谷 昌宏
ウエイト:1,960g
キーパー数:1 fish
タックル
① ロッド:PALMS V.Glass EVC-663
リール:DAIWA SV LIGHT LTD 6.3R-TN
ライン:SUNLINE FC SNIPER 14llb
ルアー:deps EVOKE1.8 ② ロッド:DAIWA BLACK LABEL+ 661MLFB-G
ライン:SUNLINE FC SNIPER 12llb
ルアー:deps EVOKE1.2
春の旧吉戦ではテトラ打ちが上位入賞の定番ですが、敢てテトラ打ち以外のパターンを求めて延べ6日間のプリプラを慣行。思考錯誤の結果、シャロークランクにグッドサイズのプリ雌が反応するパターンに辿り着きました。当日が減水日ということも重要なファクターでした。旧吉では本流と今切川の河口堰の開閉により計画的な水位調整が実施されます。満水日は水位をプラス50cmに維持するようオーバーフロー調整され、ほぼ終日流れが効いた状態が続きますが、減水日には水位が±0cmに達するまで水門は閉じたままで流れが無い状態で増水します。一旦水門が開くとマイナス50cmまで約2時間で一気に減水するので、この急激なカレント変化のタイミングが、トーナメントにおいても大きなチャンスとなります。ロースコアが予測される厳しい状況ですが、早いテンポで変化に追従できるシャロークランキングで押し通せば、高確率でグッドサイズをバイトさせる自信はありました。欲をいえば5本揃えたい・・でも、そんな状況ではなく、1-2本獲れたら良しと考え、あとは自分を信じてやり切るだけ・・そんな心境でプラを終えました。
トーナメント当日に狙ったエリアは、今切川右岸と本流の馬詰橋より下流の、インサイドに面した水深2-2.5mのウィードが点在するフラット・バンクです。スポーニングを意識したプリ雌は、バンク・エッジに沿ったボトムの障害物に身を寄せていました。敢てボトムには当てずにバンク・エッジの50-80cm程度上を通過させるイメージで、EVOKE1.2と1.8を水深に応じて使い分けました。キモは波動の強いクランクと巻く速度でした。
朝一番に入った今切川の北島応神大橋の右岸下流でコアングラーにモーニングバイト。あとが続かず転々と移動を繰り返して今切川を出て本流を下りました。前日バイトがあった周辺を細かくチェックするも反応がなく、濁りが下流へ抜けた印象を受けたので、どんどん下流へとエリア移動を繰り返しました。
河口堰が開いた急激なカレント変化のタイミングで牛屋島大橋の左岸下流に入りました。反転流の影響でエレキから足を離してもボートが流されない変化の最中に、EVOKE1.8がバンク・エッジの上を通過してラインに引かれて軌道を上向き変えた瞬間でした。長年使い込んだPALMSの名作ロッドV.Glassが、綺麗な弧を描いて水面に突き刺さり、待望の旧吉BIG-MAMAを無事ランディング。予定通りのガッツポーズ!天に向かって雄叫びを上げました(笑) このとき既に時刻は11時半。何とかあと1本追加したいと思い、カレント変化が止まるまでバイトがあった周辺を丁寧にチェックしましたが時間切れ。
結果はウエイトが勝って1本で優勝となりましたが、何とも言えない後味の悪さ。2本獲れなかった悔しさが素直に喜べない理由です。昔のことですが、表彰式で優勝のプラ-クを地面に叩き付けて叱られたことを思い出しました(・・もう時効だよね!笑) この悔しさをバネに次戦の池原ダム戦も、自分らしい「強い釣り」を心掛けて頑張りたいと思います。
最後となりましたが、協賛いただいた企業の皆様、当日サポートいただいたNOIKEスタッフの皆様、開催に協力いただいたT委員の皆様、完璧なボート整備でお世話になっていますBassBoats JAPANの浅野様、コロナ渦の大変な中ご尽力いただき、この場を借りて心から御礼申し上げます。大変ありがとうございました。
氏名:駒田 都一
ウエイト:1,595g
キーパー数:2 Fish
① ロッド:ジャッカルポイズンアルティマ162L
リール:シマノ12アルデバランKTFチューン
ライン:14ポンド
ルアー:レインズレーシングスワンプミニ
リ グ:ジカリグ5g ② ロッド:ジャッカルグロリアス162L-BFS
ルアー:レインズ レインズホッグ
リ グ:ジカリグロング5g
③ ロッド:ジャッカルグロリアス169MH-S
ルアー:ジャッカルファイボス リ グ:フリーリグ5g
久しぶりに開催される旧吉野川戦。
前週1日と前日プラクティスとなりました。。前週は、爆風の為、風裏を探しながら下流域をメインにプラクティスしました。
ただ1箇所のテトラで3バイトあり好感触で前週プラを終えました。
前日プラではトーナメントエリア全域を見て周り、バイトのあったテトラは手をつけずに前日プラを終了しました。
試合当日は、プラクティス時の好調な旧吉野川テトラ帯で1日粘ることにし、ファーストバイトは、シェイク中にちっさなバイトがあり合わせるもフッキングできず。
気を取り直してテトラ帯を何往復もし、10時過ぎに水の流れが出たタイミングで待望のファーストGET、1匹の魚に震えました。ここから丁寧にキャストを続けて、テトラを1段落とし2段落ちる場所でひたすらロングシェイクするとバイトが出て合わせるもフックの下でワームを食いちぎられてキャッチできず。
ひたすらテトラ帯を何往復もし、テトラの間を打ち続けると待望の2カンドフィシュをキャッチ出来ました。
テトラの穴釣りにはレインのレーシングスワンプミニが相性いい事が再確認できる試合でした。
このテトラ帯では3バイト2フィシュとまだまだ練習の必要性が感じられる試合でした。
また、ロッドジャッカルアルティマ162Lと12アルデバランKTFチューンとのタックルに助けられ、テトラの中から安心してバスを抜き上げる事が出来ました。
パートナの覚正さんには、楽しく釣りができ、色々助けて頂き感謝しています。
協賛頂いています。各メーカー様、ブースでのサービスやジグを提供して頂きましたノイケ様、ありがとうございます。次戦もプラクティスを行い試合に臨みたいと思います。
氏名:山田 健太郎
ウエイト:745g
キーパー数 :1 Fish
①
ロッド:ジャンキーズカスタムロッドSP63F byジャストエース リール:ステラ2500S ライン:YGKオルトロス3lb ルアー:ティムコスーパーホバリングフィッシュ3インチ リ グ:ホバスト
②
ロッド:ジャンキーズカスタムロッドMB704 byノースフォークコンポジット リール:シマノ アルデバラン ライン:サンラインFCスナイパーBMS AZAYAKA12lb ルアー:ジャッカル ホールフリック リ グ:ネコリグ
③
ロッド:レジットデザインWSC610L+ リール:シマノ アルデバラン ライン:サンラインFCスナイパーBMS AZAYAKA12lb ルアー:イマカツ セクシーアンクル リ グ:ダウンショット
④
ロッド:オリムピック ヴィゴーレ64MG リール:ダイワ TD-Z ライン:YGKオルトロス12lb ルアー:OSPヴァルナ
久しぶりの旧吉野川戦はプラクティスこそ行いませんでしたが、季節の進行具合や河口堰の可動時間などを考慮し、今の自分に出来るスタイルで挑戦しました。
まだ少し春には早い状況かつ、減水日2日目ということを考慮して、スタート後の流れの緩い数時間は橋脚狙い、再び放水が始まった後はテトラ撃ちという作戦。
近くのテトラを各選手が撃ち粘る中、岸寄りの橋脚に必ずバスが潜んでいるはず!と自分を信じてアプローチしていきました。
駆使したテクニックはホバスト笑。
必ず居るのに喰わないだけ?なメジャーリバーフィールドのバスを、普段慣れ親しんだ紀伊半島リザーバーで学んだ技を駆使し、貴重な1匹を釣りあげることが出来ました。
その後、水流が強くなりはじめてからはテトラの穴をネコリグで、外側をダウンショットやミノーでと、色々とアプローチしましたが釣り上げることは出来ませんでした。
終わってみるとボーター&コアングラー共にウェイインした選手は3名ずつという渋い結果に。
自分は最初の1匹が虎の子?の1匹となり、3位に入賞することが出来ました。次に繋げる事が出来た事は良かったです。
このコロナ禍の中、感染予防対策の上で無事に大会が開催されたことに対し、ご協力頂きました地元のみなさま、運営に携わるみなさま、ご協賛いただきましたメーカー各位様、ブース出店頂きましたNOIKE様、共に戦った選手のみなさまに心よりお礼申し上げます。
支えて頂き本当にありがとうございました。これからも続くトーナメントトレイルを今後とも宜しくお願い致します。
所属クラブ:CENTRAL BASSMASTERS
氏名:長谷川 友紀
ウエイト:1,355g
タックル ①
ロッド:depsサイドワインダー「スラックシェイカー」 リール:DAIWAタトゥーラ2500S ライン:TORAY SOLAROAM EXTHREAD 3.5lb ルアー:YG.labo ウィッチウィップ5 エビミソ リ グ:0.9g ネコリグ ② ロッド:depsサイドワインダー「アウトクロス」
リール:ZPI DU ALCANCE STD HS
ライン:TORAY SOLAROAM EXTHREAD type NS 16lb
ルアー:deps BMホッグ 3インチ
リ グ:8.8g テキサス
旧吉野川といえばのテトラ打ちをメインにベイトで手返し良く打ってましたが反応なく、 放水が始まる前に入ったポイントがリップラップだったので水中の1段目に乗るように着水させ、ゆっくりとブレイクに落としていく釣りに変更しました。
放水が始まりかなり強めの流れになったので、落としながらドリフトさせていると流れに持って行かれているような、根がかりのような違和感があり、ラインスラッグを巻きとると生命反応がありました。
プラに入れなかったので、前日に状況把握をして的確なポイント選択をして頂いたボーターさんに感謝です。
氏名:澤田 祥汰
ウエイト:1,305g
キーパー数:1 Fish
① ロッド:バンタム170H (SHIMANO)
リール:バンタムMGL XG (SHIMANO)
ライン:シューター18lb(SUNLINE)
ルアー:ハガー グリパン (GaryYamamoto)
リ グ:ネイルリグ(1.8g)
初めてバスオブジャパンに参戦させて頂きました! 初戦は旧吉野川という事で、初めて釣りをするフィールドでした。
タイダルリバー特有の干満の大幅な変化に戸惑いながらも、ボーダーさんがセレクトしたファーストポイントが旧吉野川最下流の水深があるテトラでした。
そのテトラに最初はフリーリグを使っていましたが、根掛かりが多かったため、ゲーリーヤマモトのハガーのネイルリグ(1.8g)を使い、テトラの隙間を探ってバイトを取ることができました! 初出場で2位を頂けると思っていなかったので、凄く嬉しいです。
次戦は優勝できるよう頑張ります!ありがとうございました。
氏名:吉村 匡弘
ウエイト: 935 g
① ロッド:SHIMANO エクスプライド 170M-G
リール:SHIMANO バンタム HG
ライン:TORAY SOLAROAM EXTHREAD 16lb
ルアー:deps イヴォーグ1.2
約2年ぶりの開催となった旧吉野川戦。
前日プラには入れず終始パートナーさんのパターンを信じやりきるプランでロッドを握りました。
当日のアプローチパターンはスポーニングエリアへコンタクトする前のポジションをクランクベイト で流すパターンでした。
春のクランキングパターンは自身の中にも存在するアプローチであった為、事前打ち合わせ無しでも 必然とルアーも同じチョイスであった事はビックリしました。
今回ウェイインできる事となった魚は開始わずか2投目で食べてきてくれました。
その1本で3位入賞になるとは予想していませんでしたがラッキーな事に3位入賞となりました。
本当に旧吉野川は相性が良いみたいです。 次戦は一番高い所に立てるように頑張りたいと思います。