【試合当日】
あまり眠れないまま朝を迎え、少し緊張しながらボーターの黒田さんにお会いすると、笑顔で迎えてくれました。前日にノンキーパーを一匹触れたとはいえ、厳しい状況に変わりないと考えていたので、やること(=出来る事)を絞り込みました。絞り混んで出した答えは、「どこに行こうとダウンショットとノーシンカ―だけやる。」というもので、ロッドはスピニング2本のみ。
抗原検査、タックルチェック等を済ませて、黒田さんが引いたフライト順は、1番。これは幸先が良いと思いました。当日は黒田さんなら絶対に良い場所に連れて行ってくれる。と信じていたので、あとはその舞台で自分がどうするかだと思っていました。そして、フライト1番で向かった先はプリンスワンド。ここは黒田さんがプラでいい反応を得ていたそうで、言葉通り、黒田さんは到着して2,3投でキーパーをキャッチ!魚は絶対にいる場所なので自分も!と、、、殺気が伝わるのか、ノンキーはキャッチしたもののチャンスは訪れませんでした。その後、水道局前に移動し、黒田さんがキーパーを掛けるも残念ながらフックオフ、、、気を取り直し、プリンスワンドに戻りました。
プリンスワンドに戻ると、本命のポイントが空いていて黒田さんは「今日はずっとここでやるからね」と一言。そうか、黒田さんがそう言うなら絶対魚はいる。チャンスは必ずあると思いました。
プリンスでは午前中より水温が上がったのが、午前中には見なかったボイルが幾つも起きるようになってきました。これは、プラクティスで絞り出した答えとは違うけれど、、、念のため持って来ていたWAKE Jordan 60でボイル撃ちしたい、、、ノーシンカ―用に準備していたタックルで何度もボイル撃ちをするも、、、やっぱりダメか、、、しかし、その後、ボイルとは別の場所で、静かになった湖面にWAKE Jordan 60を放置しているとスクールが見に来るようになりました。何度か同じことを繰り返し、小さめのが見に来たところで取り合いをさせるように動かすと、下からキーパーが出てきてバイト!やった!と思ったのもつかの間、ここで慎重にやらないとまたバラすと思い、ゆっくりゆっくりファイトし落ち着いてネットインしたのは念願のキーパーでした。